駐車場経営で知っておきたいリスク対策

2025年06月27日

「使っていない土地を駐車場にすれば簡単に収入が得られる」と思って始めてみたものの、思ったように利益が出なかったり、トラブルに悩まされたりするケースも少なくありません。駐車場経営は比較的始めやすい土地活用法ではありますが、事前にリスクや注意点をしっかり理解しておくことが、成功へのカギとなります。

 

まず気をつけたいのは、需要の見込み違いです。駅や商業施設の近くであっても、すでに周囲に多数の駐車場がある場合、思ったよりも利用されず空車が目立つこともあります。逆に、住宅街などで月極駐車場を始めた場合でも、近隣の住民にすでに駐車スペースが確保されていれば、契約者がなかなか集まらないということも。事前の立地調査や周辺相場のリサーチは非常に重要で、現地をよく知る不動産会社に相談するのが安心です。

 

また、契約や管理に関するトラブルも起こり得ます。月極駐車場の場合、契約者の滞納や無断駐車の問題、契約の解除手続きなど、オーナーが直接対応するとなると意外に手間がかかります。これを防ぐためには、管理会社に運営を委託するのが現実的です。コインパーキングの場合も、精算機やゲートの故障対応、防犯カメラの設置、清掃管理などを業者に任せられるかどうかを事前に確認しましょう。

 

さらに見落としがちなのが、税金の負担です。土地を駐車場として使うと、「更地」として固定資産税の軽減措置が外れ、税額が跳ね上がることがあります。特に住宅用地の特例が適用されていた土地を舗装して駐車場にすると、固定資産税や都市計画税が数倍に跳ね上がることもあります。収益と支出をトータルで見て、実際に利益が出るかどうかをしっかり試算しておく必要があります。

 

防犯面でも注意は必要です。特にコインパーキングは無人運営であるため、車上荒らしや不法投棄などのリスクがあります。防犯カメラや照明の設置は、初期費用ではありますが、結果的にトラブル防止につながり、利用者からの信頼性も高まります。

 

このように、駐車場経営は「始めやすさ」の一方で、収益性やリスクのバランスを見誤ると、思ったような結果にならないことも。だからこそ、スタート前にはしっかりと情報を集め、自分の土地に合った運営方法やサポート体制を整えることが重要です。小さな土地でも収益を生み出せる可能性を秘めた駐車場経営。慎重な準備が、失敗しない第一歩です。

くるま