空き家を放置すると起こるリスクと損失
2025年04月28日
全国で増加し続けている空き家。相続や転勤、介護などの理由で一時的に手がつけられず、つい放置してしまっているという方も少なくありません。しかし、空き家は「所有しているだけ」で様々なリスクと損失を招く恐れがあるため、早めの対策が必要です。
まず大きな問題は、「特定空き家」に指定されるリスクです。自治体により「倒壊の恐れがある」「衛生上有害である」「景観を損なう」などと判断された空き家は、特定空き家に認定され、固定資産税の優遇措置が解除されてしまいます。これにより、税額が最大で6倍に増えることもあるため、金銭的な負担が急激に重くなります。
また、空き家は防犯・防災の観点からも大きなリスクを伴います。人の出入りがない家は、空き巣や不法侵入の標的になりやすく、放火や不審火の危険性も高まります。庭木の手入れやゴミの放置などがあれば、近隣住民からのクレームやトラブルにもつながりかねません。
さらに、放置された空き家は時間とともに老朽化が進み、雨漏りや壁の剥がれ、基礎の崩壊といった構造的な損傷も避けられません。こうなると、いざ売却や活用を考えても解体や修繕に多額の費用が発生し、資産価値も大幅に下落してしまいます。
空き家は、「そのうち何とかしよう」と思っているうちに、対応が難しくなってしまうケースが非常に多いです。対策としては、空き家バンクへの登録や、売却・賃貸活用の検討、一時的にでも定期的な管理サービスを導入するなど、早めの行動がポイントです。
空き家は、放置すればするほど「負の資産」となっていきます。しかし、適切な手を打つことで、「収益を生む資産」に変えることも可能です。空き家をお持ちの方は、まずは現状把握と今後の方針決定に向けて、不動産会社や専門家への相談を検討してみてはいかがでしょうか。
